塞栓症とは何か知っていますか?

塞栓症と聞いてもそれは何?なんて思うかもしれません。

そもそも塞栓症とはあまり馴染みのない病気。

 

しかし、実は塞栓症とは怖い病気なんです。

軽い胸の痛みや、息苦しさだとそこまで心配ないかと思ったりするかもしれません。

痰に血が混じることもあるので肉体的だけでなく精神的にもダメージを受けてしまう病気。

 

そんな塞栓症とは何か?血栓症や梗塞との違いについてご紹介していきたいと思います。

 

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塞栓症とは?

 

塞栓症とはそもそもどんな病気なのかをご紹介します。

塞栓症とは血流に乗って運ばれた異物が小血管と呼ばれる毛細血管を詰まらせて、血管内をふさいでしまうこと。

 

血液は血管を通るので血管がふさがれてしまうと、ふさがれた先には酸素や栄養といったものが送られないということ。

 

塞栓症は動脈と静脈のいずれかにも起こりうる可能性があります。

 

動脈の塞栓症は特に、脳。ついで腎臓、脾臓あたりが多くなっています。

静脈の塞栓症は特に肺が多く肺塞栓症という病名まであるほど。

 

また塞栓にはいくつか種類があり、多くの人がなる塞栓症から稀な塞栓症があります。

それぞれの塞栓症についてご紹介します。

 

☑︎血栓塞栓症

 

塞栓症というとこの血栓塞栓症が最も多く、ほとんどの塞栓症が血栓塞栓症を指しています。

血栓塞栓症とは血栓、もしくは血栓の一部分が剥がれて毛細血管に流れ込みふさいでしまうこと。

 

☑︎空気塞栓症

空気塞栓症とは名前のまま空気が血管を塞ぐという名前そのままの病気。

どんな状況で空気が入り込むの?なんて思いますよね。

 

これには幾つかの状況が考えられます。

 

◆点滴や静脈注射をする際に誤って空気が大量に血管内に入ってしまう

点滴や静脈注射によって多少の空気が入ったりすることがありますが、微量であれば何も心配ありません。

誤って大量に入った場合が心配なのです。

また、動脈に入ってしますと、重要な働きである脳や腎臓などといった重要な臓器をふさいでしまうことで脳梗塞などといった病気に繋がります。

 

◆怪我をしたり、手術によって静脈内に空気が入る

怪我や手術の際、どうしても血管を切ってしまいますよね。そこから空気が入ることで空気塞栓症なんかにつながる場合があります。

 

◆潜水の後に気圧が急激に減少することで塞栓する

潜水と塞栓症って何の関係もないと思ったりするかもしれませんが、大いに関係あります。

潜水していると、常に水圧を受けています。しかし、水面に出たり地上に出たりした際、水圧は急激に減少します。

 

その結果、血液中に溶けていた空気が膨らんでしまうことで空気塞栓症となります。(特に長時間の潜水の場合は注意が必要です)

 

登山にポテトチップスの袋を持って行って、頂上で袋を見たら膨らんでいたことと同じ。

袋にかかる気圧が減ることで、中の空気が膨らむこと。これと同じことが潜水した後に体の中で起こります。

 

また空気塞栓症は減圧病、潜函病(せんかんびょう)、潜水夫病(せんすいふびょう)と呼ばれたりもします。

 

☑︎脂肪塞栓症

脂肪塞栓症とは骨折や打撲などによって破壊された皮下脂肪や乞児の中にある脂肪組織が血液の中に入って毛細血管をふさいでしまうこと。

 

骨折でも特に太もも近辺にある骨の骨折でなる場合が多いです。

他には手術の際やカテーテル検査を心臓や血管に行った際にもなる場合があります。

 

脂肪塞栓症はコレステロール塞栓症とも呼ばれたりします。

 

☑︎骨髄塞栓症

骨髄塞栓症は脂肪塞栓症と合併することが多いです。

心臓マッサージによって起こる肋骨骨折によって骨髄が漏れて、血管に流れ込むことで血管をふさいでしまいます。

特に静脈で発生しやすいと言われていて、肺の血管内で起こります。

 

この場合の骨髄塞栓症はは肺塞栓症とも言われています。

 

☑︎腫瘍塞栓症

腫瘍塞栓症とは腫瘍という細胞が増殖してしまったものが血管をふさぐことで起こる塞栓症のこと。

ガン細胞などが血管に入ることで塞栓する場合もあります。

 

塞栓症と言ってもその種類は様々なのです。同じ塞栓症というくくりであっても病気を発症する原因は違います。

 

塞栓症の原因は違っても、血管をふさいでしまうことには変わりありません。

栄養や酸素を運ぶ大切な血管をふさがないように注意して生活しましょう。

 
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塞栓症と血栓症の違い

 

塞栓症と血栓症の違いは何でしょうか?

 


 

塞栓症と血栓症の違いをお話しする前に、血栓症とは何かをお話しした方が違いがわかりやすいのでまずは血栓症とは何かについてお話しします。

 

血栓症とは??

血栓症とは血管内で血液がかさぶたのように固まった血栓が、血管壁(血管内の壁)にひっつくことを血栓症と言います。

 

すなわち血栓症とは血栓が付着したり、大きくなったりすることで血管内を狭めてしまい血液の流れの邪魔をしてしまうこと。

 

塞栓症と血栓症は似ているようで少し違うのです。

塞栓症が血管をふさぐことに対し、血栓症は血流を邪魔するものと云う違いがあります。

 

また血栓の一部や全てが剥がれたりして、血液に乗った血栓が血管よりも大きかった場合、血管をふさいでしまうことで塞栓症につながることもあります。

 

塞栓症と血栓症の違いは簡単に言うと血管をふさぐか邪魔をするかが違うということになります。

 

塞栓症と梗塞の違い

 

塞栓症と梗塞の違いは何があるのでしょうか?

 


 

梗塞と聞くと真っ先に思い浮かぶのが脳梗塞ですよね。

そこで、塞栓症と梗塞の違いは脳梗塞を例にお伝えしたいと思います。

 

脳梗塞とは脳内の血管がふさがれた結果、脳へ栄養や酸素を送ることができなくなり、細胞が壊れてしまい、脳が働かなくなることを言います。

 

血栓症が進むことで起きる塞栓症が、脳の血管内で起こることが脳梗塞と言えるわけです。

※脳梗塞の原因は他にもありますが、ここでは塞栓症に関する原因を例に挙げています。

 

塞栓症と梗塞に何か違いあるのか?というよりも、塞栓症が進展したら梗塞になるということになります。

 

まとめ

 

塞栓症とはあまり馴染みのない病気だと思います。

 

しかし、生きる上で大切な酸素や栄養を運ぶ働きを行う血管をふさいでしまうという恐ろしい病気。

塞栓症が発症する場所によっては命にも関わってきたりするのでとても注意が必要です。

 

自分の血液は大丈夫かな?生活習慣が乱れているからちょっと心配…

そう思う場合は一度病院へ行き、ちゃんと診察を受けて、重大な病気になる前に予防をしましょう。
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